🎼 ABRSMとは
**ABRSM(エービーアールエスエム)**は、**Associated Board of the Royal Schools of Music(王立音楽検定協会)**の略で、
イギリス王立音楽院が共同運営する国際的な音楽検定機関です。世界90か国以上で受験されており、クラシック音楽教育の国際標準として広く認知されています。
📚 ABRSMの概要
- 設立:1889年(イギリス)
- 運営団体:
- ロンドン王立音楽院(Royal Academy of Music)
- 王立音楽大学(Royal College of Music)
- 王立北音楽大学(Royal Northern College of Music)
- スコットランド王立音楽院(Royal Conservatoire of Scotland)
🎻 試験の種類
実技試験(Performance Grade Exam / Practical Exam)
- ピアノ、ヴァイオリン、フルート、声楽など多数の楽器に対応
- 各グレードに応じた課題曲・スケール・視唱・聴音・初見演奏などを総合評価
<Practical Exam>
従来型の対面試験。スケール、サイトリーディング、オーラルテストが含まれます。
<Performance Grade Exam>
演奏動画を提出して評価を受ける検定で、従来の対面試験とは異なり、スケール、サイトリーディング、オーラルテストは含まれません。4曲の演奏を提出し、それらの演奏と全体的なパフォーマンスが評価されます。
※ 当教室ではPerformance Grade Exam 対応レッスンのみで、Practical Exam対応レッスンは行っていません
理論試験(Music Theory)※対応レッスンあり
- 音楽理論、記譜、和声、楽式などが出題出題されます
※グレード6以上の実技を受験する場合に、グレード5以上のMusic Theory認定が必要になります
🧑🎓 グレード制度
ABRSMはグレード1〜8までの等級制を採用しています。
グレード | レベル感 |
---|---|
Grade 1 | 初級 |
Grade 5 | 中級 |
Grade 8 | 上級 |
※「ディプロマ(Diploma)」制度もあり(Grade 8以上)
🌍 ABRSMの国際的な信頼性
- 90か国以上で実施
- イギリスをはじめ、アジア・中東・欧米各国の音楽学校や教育機関でも高く評価
- 合格証は国際的に通用する音楽スキルの証明として活用可能
📌ABRSMのメリット(こんな方におすすめ)
海外の学校を目指す方や海外でも通用する資格を取りたい方にお勧めです
- 国際的に通用する認定証が得られる
- 学習のステップが明確でモチベーション維持に効果的
- 音楽理論と実技をバランスよく学べる
- 教育機関で実績として認定されることも